体操選手紹介

第79回全日本種目別選手権・男子ゆか|1〜3位の演技&選手紹介

第79回全日本体操種目別選手権の男子ゆか(FX)は、着地の勝負強さ演技の完成度が順位を大きく分けた決勝となりました。
大技を「入れる」だけではなく、最後まで崩さずにまとめ切る力が求められる種目らしく、トップ3はそれぞれ異なる持ち味で会場を沸かせました。

この記事では、男子ゆかの1位〜3位の演技の見どころと、簡単な選手紹介を中心に振り返ります。

1位:鈴木一太(仙台大学)

今大会の男子ゆかを制したのは、鈴木一太選手(仙台大学)!
若手らしい勢いのあるダイナミックな演技で、最初にリジョンソン、最後に新月面と大技で始まり、大技で締める素晴らしい演技構成でした。

ゆかはタンブリングの難度が注目されがちですが、実際は1本1本の着地で体勢が乱れるかどうかでEスコア(実施)に大きな差が出ます。
最初のリジョンソンの着ピタ、最後の新月面でも絶対に動かないという粘り強い着地に鈴木選手の執念を見た気がします!

<ざっくり選手紹介>
鈴木 一太(仙台大学)
ゆかで圧倒的な実力を持つ若手ホープ
前回大会のゆかのチャンピオンで今回で2連覇を達成した

2位:北園丈琉(徳洲会体操クラブ)

2位に入ったのは、北園丈琉選手(徳洲会体操クラブ)!
トップ選手らしく、演技の組み立てが非常にスマートで、一本の演技としての完成度が高い内容でした。
北園選手の魅力は、単純な勢いだけで押すのではなく、技の正確さ・姿勢・流れで点を積み上げられるところ。
ゆかは「着地で勝つ」とよく言われますが、同じくらい大切なのが空中姿勢の乱れを減らすこと。この点でも北園選手の強みが存分に発揮された演技でした。

<ざっくり選手紹介>
北園 丈琉(徳洲会体操クラブ)
東京五輪代表メンバーで個人総合5位の実力者
正確無比で美しい体操が魅力

3位:福島琉斗(大阪体育大学)

3位に入ったのは福島琉斗選手(大阪体育大学)!
大学1年生ながらインカレの種目別でも入賞を果たしている期待のルーキーです。
若手らしいスピードとパワーを感じる演技で、着地をしっかりとまとめきり、価値ある銅メダルを獲得しました。

<ざっくり選手紹介>
福島 琉斗(大阪体育大学)
ゆかを得意とする気鋭のルーキー
勢いのある技と丁寧な着地が武器

総括

ゆかは、見た目の迫力が大きいぶん「難しい技を決めた人が勝つ」と思われがちですが、実際は着地・姿勢・流れで点差がつく種目です。
今大会も、勝負どころの着地で粘った選手、流れを止めずにまとめた選手が上位に入り、種目別らしい濃い戦いになりました。
今後も構成のアップはもちろん、着地の精度をどこまで上げられるかが再び大きなポイントになりそうです。

たこジムプロフィール