体操雑学

鉄棒の手放し技解説 -ギンガー編-

どうもー!管理人のたっくんです!!

鉄棒の手放し技にフォーカスした企画第4弾は「ギンガー編」です!

手放し技を練習するとき「これならいけんじゃね!」って思って挑戦するものの、鉄棒に足をぶつけてしばらく降り技のタイミングまで見失ったジムナストは多いのではないでしょうか!?

そうです、私です。。。

そんな過去を乗り越えた気高きギンガーの世界を一緒に勉強していきましょー!

ギンガーとは

ギンガー(懸垂前振り後方屈伸宙返りひねり懸垂)
ドイツのエーベルハルト・ギンガー選手が発表したC難度の手放し技です。

降りるのかと思いきやひねって鉄棒を掴むというのがなんともニクいですね!
近年ではあまり取り入れる選手は少ないですが根強いファンが多い印象の手放し技です。

ギンガー派生技②サプロネンコ

ラトビアのエフゲニー・サプロネンコ選手が発表した手放し技です。
前述のギンガーを順手背面車輪からおこなうというビックリ技ですが、なんと難度がギンガーと同じC難度ということで実施する選手は皆無です。。。

ギンガー派生技③デフ

デフ(懸垂前振り後方伸身宙返り1回半ひねり懸垂)
ギンガーを伸身でさらに1回ひねりを加えた技がデフ(F難度)です!

あまり使っている選手がいないので見るとめっちゃテンション上がります。
なんか個人的にすごいオシャレに感じる手放し技です。

ギンガー派生技④ゲイロードII

ゲイロードII(バーを越えながら屈伸2回宙返りひねり懸垂)
鉄棒で2つのオリジナル手放し技を持っているレジェンドジムナストのミッシェル・ゲイロード選手が発表したE難度の大技です。

コバチの派生技じゃねぇの?と言われる人も多いと思いますし、僕も正直どっちなんだろって感じではありますが技の導入部の捌きはギンガーそのものなのでここに分類しました!
異論はめちゃくちゃ受け付けますw

ギンガー派生技⑤ピネダ

ピネダとカッシーナ_e0303850_217437.png
ピネダ(バーを越えながら ギンガー1/2ひねり)
メキシコのトニー・ピネダ選手が発表したG難度の手放し技です。

見た目カッシーナと何が違うん?という感じですが、前述のゲイロードIIに1/2ひねりを加えた技がピネダです。
・カッシーナ:後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂
・ピネダ:1/2ひねって前方屈伸宙返り1/2ひねり懸垂

これを見分けられるようになったら玄人ですね!ピネダやる選手ほとんどいねぇけど!

ギンガー派生技⑥デルチェフ

デルチェフ(懸垂前振りひねり前方開脚宙返り懸垂)
ブルガリアのストヤン・デルチェフ選手が発表したC難度の手放し技です。

現在では使用している選手はほとんどいない絶滅危惧種的技です!
動きとしては開脚のギンガーにも見えるのですが、実は前振りから1/2ひねって前方宙返りをしています。
なんでこんなややこしい動きにしたのかは体操界の大きな謎のひとつですが独創的でとってもカッコいいですよね!
※動画は若干認定されるかあやしいところですが…

まとめ

今日はギンガー系の手放し技についてザックリ解説してきました!

・ギンガー(懸垂前振り後方屈伸宙返りひねり懸垂)
・サプロネンコ(順手背面からギンガー)

・デフ(伸身ギンガー1回ひねり)
・ゲイロードII(ギンガーっぽい動きからバーを越えて前方宙返り懸垂)

・ピネダ(ゲイロードII 1/2ひねり)
・デルチェフ(開脚ギンガーかと思いきや若干ちがうよ)


手放し技をグループ分けして解説するこの企画も第4弾となりました。
どんどんグループ分けが厳しくなってきたのを感じつつもめげずに次も書きたいと思います!

次回はとび越し系の手放し技を解説します!

また見に来てくれると嬉しいです!
ありがとうございましたー!!!

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