体操雑学

《体操雑学》技の名前について

どうもー!たっくんです!
体操にはめっちゃたくさんの技があります。
コールマンやカッシーナ、シライ、リジョンソンなど東京オリンピックでもこういった技の名前がよく聞かれましたね。

「シライ」の時点でお気づきかと思いますが、体操の技には人名が使われているものがあります!
今日は体操の技の名前についてザックリ語っていきたいと思います〜。

技に名前をつける方法

体操の技についている名前はこの技を世界で最初に発表した選手の名前です!
事前に新技を大会サイドへ申請し、演技の中で発表・成功させることでその技の通称として発表者の名前が登録されます。

しかーし!
もし新技を失敗してしまった場合は発表者の名前は付かず、その後に他の選手がその技を成功させたとしても名前は付きません!
しかも現在はC難度以上でないと新技に名前が付かないので、必然的に高難度技になっちゃいます。
そんなどエライプレッシャーのなかで発表・成功させた猛者たちの名前が刻まれているんですね!

ちなみに新技はFIG(国際体操連盟)の定める国際大会で発表しなければ認定されません!
「よーし、いっちょ床で5回宙でも発表すっか!」と思っている方も、まずは国際大会に出るために日本代表を目指そう!

2つ以上のオリジナル技

なかには一人で複数の新技を発表しちゃうバケモノがいます!
最近ですと白井健三さんですね!なんと床と跳馬で合わせて6つのオリジナル技があります!!
いや、6つて!!しかも6つの技すべてが超絶高難度!!完全にバケモノですwww

一人で同じ種目に複数のオリジナル技がある場合、A,B,C…やII,III,IVなどが語尾につきます
鉄棒の「ゲイロードII」、あん馬の「シュテクリB」などは有名ですね!
ちなみに読み方も「げいろーどつー」、「しゅてくりびー」とちゃんと語尾まで読みます。
※シュテクリBは「Bシュテクリ」とか略して「Bシュテ」とか呼ばれることが多いです

体操独自の呼び方

体操の技には発表者の名前ではなく独特な呼び方をする技もあります。
例えばムーンサルト(後方2回宙返り1回ひねり)です!
塚原光男さんが鉄棒で発表した技で、「ツカハラ」という名前が付いていますが、ほぼ全員がムーンサルトと呼んでいます。
体操をやっている人たちの間では略して「サルト」と呼ぶことが多いですね!(個人の感想です)

しかもこのムーンサルトは別名「月面宙返り」とも呼ばれていて、もう覚えさせる気ないですねw
ちなみにムーンサルトにさらに1回ひねりを加えた技を新月面宙返り(後方2回宙返り2回ひねり)と呼びます。
「伸身の新月面が描く放物線は〜」というのは「伸身の後方2回宙返り2回ひねりが描く放物線」のことです!

他にも体操独自の呼び方をする技は結構あるので、また別の記事でまとめてみたいと思います!

まとめ

今日は体操の技の名前についてザックリ解説してみました!

自分の名前が技につくなんて超絶カッコよくないですか!?
恐らく全体操選手が一度はオリジナル技を考えたことがあるはずです!
ボクは人形を使って自分の考えたオリジナル技をどうやったら出来るかワクワクしながら日々過ごしていましたwww

・国際大会で初めて発表、成功した選手の名前が技につく
・一人で複数のオリジナル技を持っている場合は発表順にII,III…、B,C…がつく
・体操独自の呼び方をする技もある
・ムーンサルト、ツカハラ、月面宙返り、サルトは全部同じ技である
・体操選手なら誰しも一度はオリジナル技を考える

また見に来てくれたら嬉しいです!
ありがとうございましたー!!

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