体操ルール解説

《体操競技ルール解説》どんな種目があるの??

器械体操にはいろんな種目があります。
床や跳馬や鉄棒といった種目は、みなさんも一度は体育の授業でやったことがあるのではないでしょうか。

今日は器械体操の種目について解説します!

どんな種目があるの?

器械体操には男女で合わせて10種目があります。
そのうち、床と跳馬は男女共通種目なので実質的には8種目ですね。

男子は「床」「あん馬」「つり輪」「跳馬」「平行棒」「鉄棒」の6種目。
女子は「跳馬」「段違い平行棒」「平均台」「床」の4種目です。

『いやいや、男子を「床」から紹介するなら、女子も「床」から書いてよ!』
と思った方、なかなか鋭い!!

演技する順番がある

実は体操の種目は演技する順番が決まっていて、男女とも上に記した順番で演技をしていきます。
この順番のことを正ローテーションといいます。
テレビで放映されるような大きな大会だと、事前に予選が行われていて予選成績の上位順に班分けされます。
だいたい1班6名くらいで分けられることが多いですね。
なので1班にいる選手は予選上位6名の選手たちということです!

男子1班は「床」からスタートし、上記順に演技を行って最終種目は「鉄棒」になります。
女子も同様で1班は「跳馬」からスタートし、上記順に演技を行って最終種目は「床」になります。
男子体操の華は「鉄棒」、女子体操の華は「床」と言われる所以はここですね!

ちなみに2班以降は1つずつ種目がズレます。
男子2班:あん馬→つり輪→跳馬→平行棒→鉄棒→床
男子3班:つり輪→跳馬→平行棒→鉄棒→床→あん馬
といった感じです!

それぞれの種目の詳しい紹介は別の記事で行いたいと思います。

どの種目をやるか選べるの?

体操をやっていたと言うと相手によく聞かれるのが「何の種目やったん?」です。
陸上競技などと違って体操競技は全種目やります!
種目を絞ってスペシャリストとして代表を目指す選手もいますが、基本的には全体操選手が全種目できます。

日本代表も近年はスペシャリスト枠を設けられましたが、団体戦メンバーの選考は全種目の合計得点で競う「個人総合」のTOP選手たちです。

もちろん選手によって得意な種目と苦手な種目がありますが、全種目をコンスタントに高得点が取れるオールランダーを目指して日々練習をしているんですね!

最後に

今日は器械体操の種目についてザックリ解説しました!

・男子は6種目、女子は4種目
・種目は演技する順番(正ローテ)が決まっている
・1班の選手は予選上位のエリートたち
・基本的には全種目やる
・目指せオールランダー!

また見に来てくれると嬉しいです!
ありがとうございましたー!!