体操ルール解説

《体操ルール解説》男子の床ってどんな種目?

どうも〜!たっくんです!
今日は男子の「床」についてザックリ解説していきたいと思います。
バク転やバク宙などのタンブリングが魅力の「床」!

「床」は男子、女子ともに共通種目になっていますが、今日は男子の床についてザックリ解説したいと思います。

どんなルールで採点されているのかを知ることで床を観るのがもっと楽しくなりますよ!

「床」とは

12m四方の正方形に配置されたフロアの上で行う競技です。
この床はタンブリングバーンと呼ばれる特殊な床になっていて、ザックリ説明すると裏側にスプリングコイルやスポンジなどが付いている木の板の上に、ウレタンマットとカーペットを敷いて作ります。
まあ簡単にいうとこの床めっちゃ跳ねるんです!

よほど大きな大会でない限り選手は試合の前日などに会場へ集合して、自分たちで器具を組み立てます。
当然床も自分たちで組み立てていきますが、これがなかなかに重労働でした…汗
何もなかった体育館に床が男女合わせて2面組み上がったら「よ〜し、これで9割セット終わったな」って感じでした。

床のルール①時間厳守やで

床は男子の種目では唯一演技時間が決められている種目です!
選手は70秒の制限時間内に演技を行わなければなりません。

演技中は60秒経過時点で1回目のブザーが鳴り、70秒経過時点で2回目のブザーが鳴ります。
2回目のブザーが鳴り終わる前に演技を終了しなければ減点になってしまいます。

そのため多くの選手が最後のタンブリングの前に60秒のブザーが鳴るように演技時間を調整しています!

床のルール②全面を使ってや

床は12m四方の正方形になっていて、演技はどの場所からスタートしてもOKです。
ただし、必ず4隅すべてに行かなければなりません!

オーソドックスな動き方はこんな感じです。

①隅からスタートして、対角線にタンブリング
②逆方向の対角線へタンブリング
③どちらか一方へ直線でタンブリング
④対角線へラストタンブリング

②や③の前後に旋回技や力技などを入れる選手が多いですね!
また近年はタンブリングを6本以上入れる選手も多いので、上図で示したのはかなり最低限の動き方だと思ってください!

床のルール③跳んでるだけじゃあかんで

床の魅力は何と言ってもタンブリングですが、ルール上タンブリングだけの構成はNGです!
そう!特別要求を満たさないといけないんです!
特別要求についてはコチラ

床の技グループは4つ!
I:跳躍技以外の技
II:前方系の跳躍技
III:後方系の跳躍技
IV:終末技

リジョンソンやシライといったダイナミックな跳躍技はII、IIIグループに属しているのですが、それ以外にI グループの技もやらなければいけません。

Iグループは上水平や十字倒立といった力技や、旋回技といった跳ばない系の技たちです!
一見地味ですがこういった技を演技構成にしっかり組み込むことが求められているんですね。

まとめ

今日は男子の床についてザックリ解説してきました!

・12m四方と結構でかい
・めっちゃ跳ねる
・4隅全部使わないとダメ
・タンブリングだけじゃダメ
・地味な仕事が世の中を支えている

また遊びに来てくれると嬉しいです!
ありがとうございました〜!!

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