体操ルール解説

《体操ルール解説》特別要求ってなんぞ?

どうも〜!たっくんです!
今日は体操競技をさらに深く理解するために欠かせない「特別要求」についてザックリ解説します!

体操を観ていてこんな疑問をもったことはないですか??
「なんかみんな似たような演技だな〜」
「すごい簡単そうな技をやったけど点数になるのかな?」

特別要求を知ることでより楽しく体操を観ることができ、また友人に自慢できること間違いなし!w
それでは早速学んでいきましょ〜!

特別要求とは

ザックリ言うと「演技のなかに絶対入れないとダメな技」のことです!
体操の技はめっちゃ種類があるんですが、各種目でそれぞれ技のグループが設定されています。
ひとつひとつの技は必ずどこかのグループに属していて、フリーランスな技はありません

技のグループはI〜V(床はI〜IV)あって、各グループから最低1つは演技構成に組み込まなければなりません!
なので難度の低く減点もされにくい技を特別要求用に実施する選手が多いです。

さらに1グループ内の技は最大で4つまでしか使用できないというルールもあります。
4つ以上技をやった場合、価値点は認められないのに実施減点はしっかりあるという不平等条約なので演技構成を組むときにしっかりチェックが必要です!

特別要求を満たすとどうなるの?

特別要求を満たすと1つにつき0.5ポイントがE得点に加算されます。
各種目ともすべての特別要求を満たすと2.5ポイントがもらえるんです!
0.001を争う競技なのでこの2.5という数字はもう全選手必須です!義務教育です!!

ちなみに特別要求を満たせなかった場合はE得点の満点が変わります。
E得点は最大10.0ポイントですが、特別要求が1つ満たせなかった場合は-0.5ポイントとなり、E得点9.5ポイントからの採点となります!
折角いい演技をして減点を抑えたとしても、特別要求が満たせなかったらこんなに差が出るのです!

終末技について

特別要求のなかに「終末技」というものがあります。
イメージしやすいのは鉄棒などの「降り技」です!
「伸身の新月面」といえば聞いたことのある人も多いと思いますが、ようは演技の最後に行う技のことですね!
ちなみに床に関しては最後のタンブリングで行なった技が「終末技」となります。

終末技に関しては少し変わった特別要求になっていて、難度によってポイントが変わります!
・D難度以上だと0.5ポイント
・C難度だと0.3ポイント
・A、B難度だとポイントは無し

なので選手は最後でバテバテでもD難度以上の高難度な終末技で締めくくります!

仲間はずれ(?)な種目も

男女とも特別要求はあるのですが、実はひとつだけ特別要求がない種目があります!
それは「跳馬」です!!

跳馬は跳ぶ技にあらかじめ点数が決まっているので特に満たすべき特別要求はないんです。
「一発勝負」といわれる種目だけはありますね!

まとめ

今日は特別要求についてザックリ解説してきました!

・特別要求は各技グループから1つ行えばOK
・特別要求を1つ満たすごとに0.5ポイントがもらえる
・終末技は難度によってもらえるポイントが変わる
・跳馬には特別要求はない

また遊びにきてくれると嬉しいです!
ありがとうございましたー!!

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