体操ルール解説

《体操ルール解説》あん馬ってどんな種目?

どうもー!たっくんです!!
今日は種目解説の第二弾として、男子の「あん馬」をザックリ解説してきます!

『一般人が選ぶ!凄さがよく分からない種目』で堂々の第一位を獲得!
ウソです!!そんなアンケートはありません!w

でもあながちウソでもないかもしれないくらい、
あん馬はイマイチよく分からないという人も多いのではないでしょうか??

それでは早速学んでいきましょー!

「あん馬」とは

高さ105cmの台の上に2つの把手(とって)が付いている、
一見何して遊んでいいかさっぱり分からん見た目をした種目です。

男子のみの種目で、旋回や交差といった体操のなかでも
特に専門性の高い技術が必要とされます!

あん馬では演技中に止まることは許されず、最初から最後まで常に動きっぱなしです。
スピード感溢れる旋回技やダイナミックな交差など、
息をつかせぬ技の連続は見ていてうっとりします❤️

ちなみにあん馬にある2つの把手はポメルと呼ばれ、
この幅は選手によって変更することができます。

高速で技を繰り出し続けるあん馬は数cmのズレが大きな失敗につながるので、
ポメルの幅にも気を使っているんですね!(ボクは適当でしたけど…w)

あん馬の特別要求

あん馬の特別要求は4つです!
I:片足振動技と交差技
II:旋回技、旋回ひねり技、倒立技、転向技、フロップやコンバイン技
III:移動技
IV:終末技

いや〜用語がまずわかりにくいですよね!

各グループをザックリ解説していくと、
I:片足振動技と交差技
足を交互に入れ替える交差技をやってな〜ってことです。
近年だと交差で倒立までもっていく技が流行ってますね!

II:旋回技、旋回ひねり技、倒立技、転向技、フロップやコンバイン技
旋回はするんやで〜ってことです。
逆にこのグループ要求を満たさずにあん馬をするのは至難です。。。

III:移動技
旋回や交差を使ってあん馬の上を移動して〜ってことです。
同じ場所だけ使って演技してはダメなんですね!

IV:終末技
なんか技やって降りてや〜ってことです。
こちらは他の種目と同様に難度によってもらえるポイントが変わります!

特別要求についてはコチラの記事で解説してます。
特別要求ってなんぞ?

あん馬の魅力

基本中の基本といわれる旋回をマスターするのにも数年かかると言われるほど、
あん馬は体操の種目の中でも際立って専門性の高い技術が必要です。

あん馬はパワーや瞬発力ではなくバランス感覚が大事な種目で、
ほんの少し手をつく位置がズレるだけで落下などの大きな失敗につながってしまうため、
繊細かつ安定した技術と緊張する状況でも動じない精神力が求められます!

そんな鬼メンタルのテクニシャンたちによる
流れるような技の連続が見られるのがあん馬の魅力です!

選手たちはあん馬が終わるとちょっと安心した表情になりますね。
ボクも現役時代はあん馬を無事に乗り切るとだいぶ気持ちが楽になってました。

バランスが重要なので手足の長いスラっとした体格の選手のほうが有利と言われていて、
それ故、日本人が唯一オリンピックで金メダルを獲れていない鬼門の種目でもありますが、
最近は小柄な選手も多く活躍するようになってきました。

日本人にも手足の長いスラっとした体型の選手も多くなってきたので、
今後きっとオリンピック金メダリストも出てくることでしょう!

まとめ

今日は男子の「あん馬」についてザックリ解説してきました!

・105cmの台に2つのポメルが付いた変な種目
・旋回、交差など専門性の高い技術が必要
・凄さが伝わりにくい種目No.1
・たっくんは足が短い

また見に来てくれると嬉しいです!
ありがとうございましたー!!

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